中部地方の県庁所在地9県一覧!不一致の謎と覚え方を徹底解説

中部地方の県庁所在地9県一覧!不一致の謎と覚え方を徹底解説

中部地方の県庁所在地9県一覧!不一致の謎と覚え方を徹底解説を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

中部地方の学習で最大のハードルとなるのが、「県名と県庁所在地名が異なる県」の暗記です。全国47都道府県のうち、名前が一致しない県は18県ありますが、中部地方には愛知県(名古屋市)、石川県(金沢市)、山梨県(甲府市)の3県が該当します。

これらがなぜ不一致となったのか、単なる暗記で終わらせないための歴史的背景を紐解きます。

1. 愛知県・名古屋市:尾張藩の象徴を薄める明治政府の命名意図

江戸時代、名古屋は御三家筆頭である徳川尾張藩の城下町として繁栄を極めていました。1871年(明治4年)の廃藩置県当初は「名古屋県」が置かれましたが、翌1872年に額田県(旧三河国)と統合された際、県庁が置かれていた愛知郡(現在の名古屋市中心部周辺)の郡名を取って「愛知県」へと改称されました。

かつての巨大な大名領地の名前(尾張や名古屋)をそのまま県名に使うことを避け、地方分権的な旧藩の影響力を削ぐという明治政府の方針が背景にあったとされています。

2. 石川県・金沢市:一時的な県庁移転が生んだ地名のズレ

加賀百万石の前田家が治めた金沢も、当初は「金沢県」として発足しました。しかし1872年、県庁が手取川沿いの石川郡美川町(現在の白山市美川地区)に移転したことで、県名が「石川県」に改称されます。

その後、交通の不便さや執務環境の問題から、わずか1年足らずで県庁は再び金沢城下へと戻されました。ところが、一度改称された「石川県」という名称はそのまま残されたため、県名と県庁所在地の不一致が生じることになりました。

3. 山梨県・甲府市:甲斐国の中心地と郡名の採用

山梨県は旧国名で「甲斐国(かいのくに)」と呼ばれ、武田信玄の時代から甲府が政治・経済の中心地でした。明治維新期、甲府に県庁が置かれたものの、旧国名の甲斐や中心都市の甲府ではなく、県庁が所在した山梨郡の名称を採用して「山梨県」と定められました。

「甲斐府中」を略した「甲府」という由緒ある都市名と、広域地名としての郡名「山梨」が分離して現代に残った典型例です。

斉藤 蓮
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斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。