終電後の移動手段を考える上で外せないのが、都市交通の構造的変化だ。鉄道・交通インフラ産業全体で進む構造改革のなかで、東日本旅客鉄道株式会社をはじめとする大手私鉄各社は、夜間の線路保守作業時間の確保や乗務員の働き方改革を背景に、終電時刻の繰り上げや深夜便の整理を順次実施してきた。
これにより、かつてのように「1時過ぎまで動いている終電」に依存することは困難になった。一方で、主要ターミナル駅から郊外を結ぶ深夜急行バスの再編や、オンデマンド型交通の試験導入など、代替手段の模索も続いている。鉄道会社が提供する最新の運行状況アプリを常備しておくことは、深夜の混乱を回避するための第一歩だ。