15年前の夏、人気絶頂期にあった平野綾を取り巻く環境は一変した。暴露系週刊誌に掲載されたのは、プライベートでの生々しいベッド写真。ファンに与えた衝撃は計り知れず、アニメ界を揺るがす大スキャンダルへと発展した。
しかし、ここで重要なのは、流出したのはあくまで「写真」であり、動画ではなかったという点だ。それにもかかわらず、ネット上の悪意あるまとめサイトやクリックベイト(釣りの見出し)によって、言葉はより過激な方向へと改ざんされていく。存在しないはずの動画を想起させる検索ワードが生成され、それが現在に至るまでネットの海を漂い続けている。