会場で特に印象的だったのは、経済界の司令塔である日本経済団体連合会の幹部たちや、ライバルである博報堂DYホールディングス関係者の姿だ。互いに笑顔で新年を祝いながらも、視線には隠しきれない緊張感が漂っていた。
日本経済団体連合会の関係者は、持続可能な成長と賃上げを巡る企業の景況感について語る一方で、企業がプロモーション投資をどこまで拡大できるかを見極めようとしていた。一方、博報堂DYホールディングス側の幹部は、電通が掲げる新たな顧客体験(CX)やデータプラットフォーム戦略の動きを静かに観察しており、業界首位を巡る水面下の攻防が既に激化していることを物語っていた。