華やかな表舞台の裏で長年タブー視されてきた芸能界における枕営業の真相は、近年の相次ぐ元タレントや関係者による勇気ある実名告発によって白日の下に晒されました。オーディションの合否やドラマ・映画のキャスティング権を持つプロデューサー、事務所幹部が「便宜を図る見返り」として肉体関係を迫る構図は、かつて業界内で半ば公然の秘密として処理されてきた暗部です。
また、アイドルや俳優だけでなく、声優業界における枕営業の噂もネット掲示板やSNSを中心に度々議論を呼んできました。志望者が急増し競争が極めて過熱した結果、一部のキャスティング担当者が優越的な立場を悪用するケースが取り沙汰されたためです。連日メディアを賑わせた一連のニュースや報道の経緯を見ても、かつて「売れるための近道」などと歪んだ正当化をされていた行為は、明確な優越的地位の濫用(パワーハラスメント・セクシャルハラスメント)として糾弾される時代へと変化しました。