「効果を実証した論文がある」というメーカー側の主張も、精査が必要だ。確かに、ラットを用いた動物実験や、ごく少数の被験者を対象とした短期的な臨床試験では、一定の抗酸化指標の改善が見られたとする報告は存在する。
だが、これらの研究の多くは、サンプル数が極めて少ない、あるいは二重盲検法などの厳格な試験デザインがなされていないといった、科学的信頼性の低さが指摘されている。信頼性の高い大規模なメタ分析(複数の研究を統合した解析)において、ヒトに対する明確な健康増進効果が証明された例は、2026年現在も存在しない。