かつては、メーカーが「自主回収」を発表し、お詫びと返金対応を行えば事態は収束に向かうのが一般的だった。しかし、消費者の意識は劇的に変化している。単なる事後処理だけでなく、「なぜ起きたのか」「今後どう再発を防ぐのか」というプロセス全体の透明性を求める声が強まっている。
特に乳幼児は抵抗力が弱く、言葉で体調不良を訴えることができない。親たちが抱く「一歩間違えれば命に関わっていたかもしれない」という恐怖心は、メーカー側が想定する以上に深い。定型文のような謝罪会見やプレスリリースだけでは、一度失った信頼を取り戻すことは困難な時代に入っている。