教団の中核をなす儀礼が「接心(せっしん)」です。信徒は道場に赴き、厳しい修行と審査を通過した「霊能者」と1対1で対座します。霊能者が半眼のトランス状態で発する短い言葉(ご霊言・お言葉)を受け取り、自らの日頃の行いや心のあり方を内省(抜苦与楽・利他行)する修行形式です。
信徒の修行進度を示す指標として、緻密な霊位(階層)の仕組みが敷かれています。
- 苑徒(えんと):入苑したばかりの一般信徒
- 大乗(だいじょう):基礎的な参拝や修行を重ねた段階
- 歓喜(かんぎ):周囲への布教活動や教団活動に積極的に関わる段階
- 大歓喜(だいかんぎ):指導的立場となり、霊能者を目指す基礎資格を得る段階
- 霊能(れいのう):厳しい鑑定修行(相承)を経て、接心でお言葉を降ろす資格を得た立場
この階層を昇格するためには、教理の筆記試験や面接だけでなく、「導き(みちびき=新規信徒の獲得実績)」や教団施設での「お救け(奉仕活動)」への貢献が求められます。ここに信徒が追い詰められる構造的な問題が潜んでいます。強制的なノルマと明言されていなくても、「上の霊位に上がらなければ先祖が救われない」「信仰心が足りない」という同調圧力が働き、友人や親族を無理に勧誘してしまうケースが後を絶ちません。これが勧誘トラブルを生む温床となっています。