診療報酬請求事務能力認定試験は独学可能?合格率と最短勉強法を徹底解明について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

本試験における最大の特徴であり、最大のトラップでもあるのが診療報酬点数表などの参考資料の持ち込みが完全に自由であるという点です。「持ち込めるなら暗記しなくてよいから簡単勝負だ」と油断した受験生が本番で試験時間内に1行も書き切れずに沈んでいく姿は、毎回の試験会場で見られる光景です。持ち込みが許されているのは、暗記力を試す試験ではなく、「膨大な規定の中から必要なルールを秒単位で検索し、正確に適用する実務処理能力」が試されているからです。

合格者が本番に持ち込む点数表には、血のにじむようなカスタマイズが施されています。合否を分ける実践的な技術は以下の通りです。

まず必須となるのが、徹底的なインデックス(見出し付箋)の貼り付けです。初診料・再診料、医学管理、在宅医療、投薬、注射、処置、手術、麻酔、検査、画像診断といった大項目はもちろん、頻出する「特定疾患療養管理料」や「外来化学療法加算」などの小項目まで、指先ひとつで1〜2秒以内に該当ページを開ける構造を作り上げます。市販のインデックスシールを補強フィルムで保護し、自分専用の辞書へ育て上げることが対策の第一歩です。

次に、時間配分の厳格なルーティン化です。試験時間は180分ですが、理想的な配分は「学科試験に40分〜50分」「外来レセプトに40分」「入院レセプトに80分」「見直しに10分〜20分」です。学科試験は全20問あり、5肢択一で誤りや正しい記述の組み合わせを選ぶ形式です。ここですべての枝番を点数表で調べていては確実に時間が足りなくなります。学科は基礎知識で解ける問題を瞬時に片付け、判断に迷う2〜3問のみ点数表で確認するという割り切りが不可欠です。