インターネット上の掲示板やSNSでは、「女子高生は褐色脂肪細胞が活発だから寒さを感じにくい」「代謝が異常に高いから平気なのだ」といった俗説が定期的に拡散されます。しかし、これらの言説には医学的根拠が乏しく、明らかな誤認です。
思春期の女性はホルモンバランスが不安定であり、筋肉量が成人男性に比べて少ないため、末梢血管の収縮によってむしろ冷えの影響を極めて受けやすい身体構造を持っています。婦人科医や内科医は、長期間にわたる過度な下半身の冷却に対して強い警鐘を鳴らし続けています。
「10代の冷えは、単なる一時的な寒冷刺激にとどまりません。骨盤内の血流が滞ることで重度の月経痛や月経不順を引き起こし、自律神経の乱れから慢性的な疲労感や集中力低下を招くリスクがあります。若い時期の無理な冷却は、将来的な不妊や子宮内膜症のリスクファクターになり得るため、決して軽視してはなりません」(都内レディースクリニック院長)
SNS上でも、「現役時代に意地を張って生足を晒し続けた結果、20代半ばを過ぎてから極度の冷え性とむくみに悩まされるようになった」という元JKたちの後悔の声が数多く投稿されています。現場のリアルは「寒さに強い」のではなく、「健康被害のリスクを顧みないほどの美への執着とピアプレッシャーに晒されていた」というのが実態です。