試験でそのまま問われやすい2つの最重要文を品詞分解しました。活用の種類と文法的な意味を正確に押さえておきましょう。
【フレーズ①】「涙も落ちぬべければ」
- 涙:名詞
- も:係助詞
- 落ち:タ行上二段活用動詞「落つ」の連用形
- ぬ:強意(確述)の助動詞「ぬ」の終止形
- べけれ:推量の助動詞「べし」の已然形(「〜しそうなので」)
- ば:接続助詞(順接確定条件=原因・理由)
- 文法ポイント:「ぬべし」の形は「きっと〜してしまうにちがいない」「今にも〜しそうだ」という強意+推量。テストで現代語訳が頻出します。
【フレーズ②】「昼はいかで見え参らすべからむ」
- 昼:名詞
- は:係助詞
- いかで:副詞(反語の意を作る「どうして〜か、いや〜ない」)
- 見え:ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」の未然形
- 参らす:謙譲の補助動詞「参らす」の終止形
- べから:可能・推量の助動詞「べし」の未然形
- む:推量・反語の助動詞「む」の連体形
- 文法ポイント:「いかで〜(連体形)」の反語表現。「昼間はどうしてお姿をお見上げ申し上げることができようか(いや、恥ずかしくてとてもできない)」と訳します。