レバンガ北海道の歩みは、日本のプロスポーツ史上でも類を見ない波乱万丈のドラマです。2011年、前身チームであるレラカムイ北海道の運営会社が経営破綻の危機に瀕した際、「北海道からバスケの火を消してはならない」と立ち上がったのが当時選手だった折茂氏でした。自らが代表となり、数億円規模にのぼる負債や個人保証を背負う形で現在の「レバンガ北海道」を立ち上げました。
創設初期は毎月の資金繰りに奔走し、折茂氏自身が頭を下げてスポンサー営業に回る日々が続きました。一時は債務超過に陥るなど存続の危機に直面しましたが、折茂社長は徹底したコスト管理と透明性の高い情報開示、そして北海道全域を巻き込んだ地域密着戦略を展開。地元企業とのパートナーシップを地道に築き上げ、連続黒字化を達成する健全経営へとクラブを再生させました。どん底を経験したからこそ培われた危機管理能力が、現在の安定したクラブ運営を支えています。