折衷案とは?妥協案との違いやビジネス交渉を成功させる提案の極意に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。最新データをチェックしましょう。

優れた折衷案は、偶然生まれるものではありません。対立する利害を整理し、絶妙な「落としどころ」を見出す論理的なアプローチが必要です。交渉を成功に導く3つのステップを解説します。

ステップ1:対立している争点を「細分化」する
「やるか・やらないか」「高いか・安いか」という二者択一で捉えると交渉は行き詰まります。「価格」「納期」「品質」「支払条件」「保守範囲」など、争点を要素ごとに分解することが第一歩です。

ステップ2:双方の「譲れない条件」と「譲歩できる点」をマッピングする
自社にとって優先度が低く、相手にとって優先度が高い項目を探します。「価格は絶対に下げられないが、納期なら融通が利く」「納期は厳守してほしいが、初期機能は最低限で構わない」といった非対称性を利用することで、双方が満足する組み合わせを構築できます。

ステップ3:「足して2で割る」を捨て、第3の付加価値を添える
単なる数値の中間値を取るだけでは、双方が「損をした」という感覚を残しがちです。「今回は単価を据え置く代わりに、次回発注時のボリュームディスカウントを確約する」など、新たな価値を添えた提案を行うことで、関係性を損なわずに合意へ導けます。