公開当時から賛否両論を巻き起こし、時代が下るにつれてその評価を確固たるものにしていった歴史的背景がある。いわゆるカルト映画としてカルト的人気を誇る本作は、単なる物珍しさやスキャンダラスさだけで生き残ってきたわけではない。
日本映画が最もアヴァンギャルドで挑戦的だった時代を象徴する作品として、国内外の映画監督やクリエイターたちに多大な影響を与え続けてきた。時代の表舞台からはみ出した孤独な魂の叫びを捉えた映像群は、令和の現在においても全く古びることがない。むしろ、過度に洗練された現代映画にはない、獰猛なまでの生命力にあふれている。