では、この独特な言葉はどのようにして生まれたのでしょうか。チョメチョメの語源・由来を辿ると、1979年から1985年にかけてフジテレビ系列で放送された伝説的な元ネタ テレビ番組『アイアイゲーム』に行き着きます。
番組は、問題文の穴埋め部分に入る言葉を解答者が当てるという構成でした。問題パネルには、隠された単語の部分に伏字として「××」と大きく書かれていました。本来であれば「バツバツ」や「ペケペケ」、あるいは単に「ブランク」と読むのが一般的だった記号に対し、司会を務めた山城新伍さんは全く新しい読み方をアドリブで編み出しました。それが「チョメチョメ」だったのです。
「×」という記号を「チョメ」と呼ぶ発想の根底には、古くから筆記や校正で使われていた「ちょん(点や印)」や、目を表す「目(め)」を組み合わせた言葉遊び、あるいは京都出身の山城さんが持っていた上方言葉のセンスがあったとされています。山城さんは番組内で、解答を煽る際に次のような決め台詞を連発しました。
「〇〇さんが△△して、なんとチョメチョメになっちゃった!」
眉を八の字にし、唇をすぼめながら意味ありげに「チョメチョメ」と連呼する山城さんの姿はお茶の間で大爆笑を巻き起こし、翌日の学校や職場では誰もが真似をする社会現象へと発展していきました。