1945年(昭和20年)という年は、日本近代史における最大の転換点でした。同年8月15日の玉音放送を境に、戦時体制から民主化・戦後復興へと国全体の枠組みが180度転換した時代です。
この年に生まれた世代は、自らの人生と戦後日本の復興史が完全にシンクロしています。幼少期に食糧難や焼け跡の風景を体験し、学生時代から社会人初期にかけて東海道新幹線開通(1964年)や東京オリンピック、そして高度経済成長の猛烈な波を最前線で支えました。
【昭和20年生まれの主な著名人・芸能人】- 吉永小百合(女優 / 1945年3月13日生まれ・東京大空襲直後)
- 宮本信子(女優 / 1945年3月27日生まれ)
- エリック・クラプトン(ミュージシャン / 1945年3月30日生まれ)
- 長塚京三(俳優 / 1945年7月6日生まれ)
- タモリ[森田一義](タレント・司会者 / 1945年8月22日生まれ・終戦直後)
- 水前寺清子(歌手 / 1945年10月9日生まれ)
- 富司純子(女優 / 1945年12月1日生まれ)
- 笠井紀美子(ジャズシンガー / 1945年12月15日生まれ)
吉永小百合さんは過去の手記や特番インタビューにおいて、「生まれた3月は東京大空襲の直後で、母が私を抱いて逃げ惑ったと聞かされました」と語っています。また、終戦からわずか1週間後に生まれたタモリさんも、戦後カルチャーの牽引役として独自の醒めた視座と知性を発揮してきました。過酷な時代に生を受けながらも、逞しく柔軟に昭和・平成・令和を生き抜いてきたバイタリティこそが、この世代の最大の魅力です。