映画『青春とはなんだ』や『でっかい青春』でのフレッシュな演技で一躍脚光を浴び、東宝の黄金期を支えた彼女。だが、トップ女優という肩書に安住することはなかった。
与えられた役を演じるだけでなく、自分の手でゼロから形あるものを生み出したい。その情熱が向かった先が、アパレル・ファッションの世界だった。当時は芸能人が本格的なビジネスを仕掛けること自体が珍しく、周囲の風当たりも決して弱くはなかった。しかし、素材の選定からデザインのディテール、販売チャンネルの開拓に至るまで、妥協なき姿勢で自身の美学を貫き通した。