女子プロレスの歴史において、ジャガー横田の存在は極めて特異だ。マキ上田とジャッキー佐藤による「ビューティ・ペア」の歌って踊るアイドル路線が終焉を迎えた後、リングはより「本物の強さ」を求める時代へとシフトした。その過渡期を一本の背骨となって支えたのが彼女だった。
後に大ブームを巻き起こすライオネス飛鳥や長与千種の「クラッシュ・ギャルズ」や、極悪同盟のダンプ松本らも、彼女の背中を見て育ち、その厳しい指導のもとで一流へと話が進んでいった。まさに、黄金期と呼ばれる時代のすべての道は、ジャガー横田に通じていたと言っても過言ではない。