Q1:半衿を付けたまま長襦袢を保管しても本当に大丈夫ですか?
A1:次回すぐに着る予定がある場合や数ヶ月程度の保管であれば、半衿を付けたままで全く問題ありません。ただし、首元に皮脂やファンデーションが付着したまま放置すると、空気中の酸素と反応して頑固な黄変ジミに変化します。長期保管前には半衿を外して単体で洗うか、固く絞った布やベンジンで汚れを拭き取ってから保管してください。
Q2:衿芯を抜かずに保管してしまい、衿元に変な波打ちグセがついた時の直し方は?
A2:まず衿芯を抜き取り、あて布をした上から中温のドライアイロンを衿のカーブに沿って滑らせるように当ててください。スチームを使うと正絹の地衿が縮むリスクがあるため厳禁です。芯地のクセが直らない場合は、半衿を一度外して地衿自体の歪みを整えるか、悉皆屋などの和装補修専門店にプレスを依頼するのが安全です。
Q3:振袖用の長襦袢は普段用の長襦袢とたたみ方を変える必要がありますか?
A3:身頃や衿のたたみ方の基本は全く同じですが、「袖の処理」が大きく異なります。振袖の長襦袢は袖丈が105〜115cm前後と非常に長いため、通常の袖だたみでははみ出してしまいます。袖を身頃の上に置いた後、余った袖丈部分を規則正しく折り返す「屏風だたみ(アコーディオン折り)」を行うことで、袖底に余計なシワを作らずにたとう紙へ美しく収めることができます。