だが、すべての買い物が成功だったわけではない。市場に溢れた「QOL向上グッズ」という魅惑的なフレーズに踊らされ、苦い失敗を味わった経験を持つ人も少なくないはずだ。ここで、一時のノリで購入して失敗した裏話を暴露しよう。
その典型例が、「特定の用途にしかならない専用調理器具」や「大掛かりなフィットネス器具」だ。在宅時間の長さゆえに「丁寧な暮らし」や「自宅トレーニング」を夢見て購入したものの、数回使っただけで準備と後片付けの面倒さに屈し、ハンガーラック化あるいは物置の肥やしとなった。失敗する買い物の原因は明快だ。「アイテムを買えば自分の行動習慣まで勝手に変わる」という幻想を抱いてしまうことにある。生活習慣を変えてくれない道具は、どんなに評判が良くてもゴミになる。