一方、スキャンダルに巻き込まれた女優陣はその後の人生をどのように歩んだのでしょうか。
大物女優として不動の地位を築いていた池内淳子は、騒動後も私生活を多く語ることなく、舞台やテレビドラマで気品ある演技を続けました。2002年には紫綬褒章を受章するなど日本を代表する名女優として活躍を続け、2010年に76歳でこの世を去りました。
また、仁科亜季子はその後、松方弘樹との結婚・離婚や壮絶ながん闘病などを経験しながらも、芯の強い女優・タレントとして復帰を果たしました。長門裕之が2011年に77歳で逝去した際には、すでに過去の遺恨を超え、昭和の名優の旅立ちに対して追悼の意が捧げられるなど、時間の経過とともにスキャンダルの傷跡は歴史の一部へと昇華されていきました。