障害者手帳3級のメリットと落とし穴|税金・手当・雇用枠の真相を解剖の詳細解説を解説します。最新トレンドが詰まっています。
一口に「3級」と呼んでも、身体機能の障害を対象とする身体障害者手帳3級と、うつ病・双極性障害・統合失調症・発達障害などを対象とする精神障害者保健福祉手帳3級では、受け皿となる制度や受けられる支援の幅に明確な格差が存在します。
特に大きな分水嶺となるのが、医療費の窓口負担を軽減する障害者手帳3級医療費助成(通称:重度心身障害者医療費助成、マル障)の適用可否です。身体障害者手帳3級の場合、自治体によっては助成対象に含められることがありますが、精神障害者保健福祉手帳3級に対して自治体独自の医療費助成を認めている地域は全国的にもごく僅かに限られます。
項目身体障害者手帳3級精神障害者保健福祉手帳3級編集部の見解・評価所得税・住民税控除所得税27万円 / 住民税26万円所得税27万円 / 住民税26万円双方同等。世帯主の扶養控除対象とする場合も同額の恩恵あり。医療費助成(マル障)自治体により一部対象(1〜3級)原則対象外(1〜2級のみ、または全域除外)精神3級は自立支援医療(精神通院医療:自己負担1割)の併用が必須。手帳の有効期限原則として無期限(再認定指定を除く)2年ごとの更新が義務付け精神手帳は定期的な診断書費用(5,000〜1万円)の維持コストを考慮要。障害者雇用枠の利用応募可能(0.5〜1カウント)応募可能(週所定労働時間に応じる)3級でも等級による差はなく、一般企業での採用枠にアクセス可能。交通・公共割引鉄道・バス・有料道路(条件あり)鉄道・バス・航空各社(有料道路は対象外)ETC割引の適用外など、精神手帳には一部制限が残存する。
このように、制度上の権利としては身体手帳の方が手厚い傾向にあるものの、就労支援や税額控除という生活基盤を支える根本的な機能においては、双方ともに確固たるセーフティネットを提供しています。