障害年金2級はいくら貰える?働きながら受給する条件と審査の罠について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。

障害年金2級で支給される金額は、初診日に加入していた公的年金制度が「国民年金」か「厚生年金」かによって天と地ほどの差が生じます。自営業者やフリーランス、専業主婦、学生などが該当する国民年金加入者は障害基礎年金2級となり、会社員や公務員として厚生年金加入中に初診日がある場合は障害厚生年金2級が支給されます。

2026年度(令和8年度)の年金支給水準において、障害基礎年金2級の基本額は年額約83万円(月額約6万9,000円)を基準に推移しています。これに加え、高校生年代までの子どもがいる受給者には「子の加算」が上乗せされます。一方で障害厚生年金2級は、この基礎年金の満額に加えて、過去の標準報酬月額と厚生年金加入期間に基づいて計算される「報酬比例部分」が上乗せされる二階建て構造です。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価障害基礎年金2級年額 約83万1,700円(月額 約6万9,300円)定額給付(子の加算対象)単身生活をこれ一本で支えるのは難しく、家賃補助や生活支援策の併用が前提となる水準。障害厚生年金2級基礎年金額 + 報酬比例年金額(+ 配偶者加給年金)月額 13万〜17万円程度(年額 160万〜210万円前後)初診日前の就労履歴が色濃く反映される。最低保障額(年約62万円〜)も設定されており手厚い。扶養家族加算子の加算:第1子・第2子(年各約23万円)、第3子以降(年各約7万円)
配偶者加給:年約23万円生計維持関係にある65歳未満の配偶者・18歳年度末までの子が対象厚生年金2級のみ配偶者加給が支給される点が大きな格差。世帯の生活安定度に直結する。税制上の扱い非課税(所得税・住民税は一切課税されない)全等級共通額面がそのまま手取りとなるため、給与収入の15万円とは実質的な購買力が大きく異なる。

支援団体の相談実績や社会保険労務士への取材によると、障害厚生年金2級を受給できた場合、月額15万円超(年額200万円程度)に達する受給者がボリュームゾーンを占めています。同じ重症度であっても、初診日に国民年金だったか厚生年金だったかという一点のみで、年間の支給額が100万円以上開く構造的な不条理が存在します。