メディアが長嶋一茂の妻(奥さん)の素顔とはどのようなものなのかと追い求めた際、必ず浮上するのが1999年の婚約発表当時の貴重な記録写真だ。カメラの前に並んだ仁子氏は、清楚でありながら凛とした圧倒的な華を放ち、芸能界関係者を唸らせた。元ホステスという肩書から連想されがちな派手さは微塵もなく、むしろ名家の嫁としての品格を完璧に漂わせていた。
二人の馴れ初めは、一茂がプロ野球選手を引退し、タレントへの転身を模索していた過渡期に遡る。精神的にもプレッシャーを抱えていた一茂を精神的に支え抜いたのが彼女だった。現在の夫婦関係においても、一茂はテレビ番組で「妻には逆らえない」「財布の紐は完全に握られている」と笑いを交えて語るが、その実態は深い信頼に基づく完全分業制だ。家庭内での絶対的なリーダーシップと、プライベートを一切安売りしない徹底した自己管理が、彼女のミステリアスな魅力をさらに強固なものにしている。