ネット上の掲示板やSNSでは、時に「戦国BASARAは史実を無視した単なるギャグゲームである」という極端な言説が見受けられます。しかし、これは作品の多面的な構造を見落とした誤解です。
実際のシナリオ構造を追うと、前半の爽快なノリとは裏腹に、物語が進むにつれて戦国乱世の非情さや、仲間を失う痛み、領民を背負う重責といったシリアスなテーマが色濃く描かれます。『戦国BASARA3』で描かれた関ヶ原の悲痛な人間関係や、大坂の陣を題材にしたスピンオフ『真田幸村伝』における親子の絆と葛藤は、歴史ドラマとしても極めて完成度が高いと批評家筋からも評価されています。
また、「アクションが簡単すぎて大味」という評価も初期作の一面しか捉えていません。シリーズが進むごとに固有技のキャンセルルートや空中コンボの自由度が大幅に拡張され、格闘ゲームに匹敵するコンボ構築の奥深さが確立されました。