江別駅の北側に少し歩みを進めれば、雄大な石狩川の流れに行き当たる。かつてこの地は、上流部から運ばれる木材や農産物を集積する水運の要衝だった。川沿いには今も当時の船着き場跡やレンガ造りの水門が残り、水辺の歴史を静かに語りかけている。
現在進行中のリバーフロント構想では、この親水空間を生かした遊歩道の整備やサウナ施設、アウトドアアクティビティの拠点が整備されつつある。かつて街を育んだ川が、今度は市民のリラクゼーションと観光の起爆剤として息を吹き返そうとしているのだ。歴史の記憶をただ保存するのではなく、遊び場としてアップデートする。江別の街づくりには、確かな意志と柔軟性が感じられる。