彼女の代名詞といえば、1999年にスタートしたサスペンスドラマ『科捜研の女』である。テレビ朝日と東映が長年培ってきた制作力を結集した本シリーズで、彼女が演じる法医研究員・榊マリコは、日本のテレビドラマ史における象徴的なキャラクターとなった。科学捜査の進化を取り入れながら、25年以上にわたり現行の連続ドラマ最長寿記録を更新し続けている。
長丁場の現場において、彼女の集中力は共演者やスタッフを常に唸らせてきた。専門用語が飛び交う膨大な台詞を完璧に頭に入れ、京都の厳しい気候の中でも弱音ひとつ吐かない。現場を牽引するそのストイックな姿勢こそが、作品が四半世紀にわたって愛され続ける最大のエンジンである。