彼女の女優キャリアを代表する名作『1リットルの涙』で魅せた純粋無垢な演技は、今なお多くの人々の心に焼き付いている。困難に立ち向かう少女を演じきった背景には、実生活で病や悲劇と向き合ってきた母との実話的な実感が深く影響していたという。その後、蜷川実花監督の映画『ヘルタースケルトン』で見せた体を張った鬼迫の演技は、映画業界全体に衝撃を与えた。
そして空白の期間を経て、名作舞台『欲望という名の電車』で見せた圧倒的な復帰劇。狂気と儚さが交錯する大役を完璧に演じきり、観客から万雷の拍手を浴びた。どん底からの再起を果たした背景には、常に楽屋裏で健康管理を気遣い、手料理でエネルギーを与え続けた母の献身的な支えが存在していた。