街の喧騒から一歩足を踏み入れれば、そこには日本屈指の歴史遺産が静かに佇んでいる。593年に聖徳太子によって建立された日本最古の官寺・四天王寺は、その代表例だ。境内には飛鳥時代の建築様式を今に伝える伽藍配置が残り、訪れる者を古代のロマンへと誘う。
また、この地は安土桃山時代から江戸初期にかけての激動の舞台でもある。大坂の陣で勇名を馳せた稀代の将・真田幸村が最後の一戦を交えた一心寺や茶臼山周辺は、歴史ファンにとって聖地とも言える場所だ。地元の歴史・文化ガイドの案内のもと、古図を手に史跡を巡るツアーも盛んに行われており、街全体が巨大な屋根のない博物館のような趣を見せている。