だが、熱狂が大きくなればなるほど、歪みもまた顕著になる。ランダム性の裏側に存在する「希望の品が出ない」という不確実性は、二次流通市場の膨張を直接的に後押ししている。フリマアプリの「メルカリ」などでは、パックから出た稀少価値の高いレアアイテムが、定価の数倍から時には数十倍という破格の値段で取引されるケースが後を絶たない。
本来はファン同士の交換やコレクションを楽しむ目的であったはずが、次第に転売屋や投機目的の層を呼び込む結果となった。人気商品の発売日には買い占めが発生し、本当に欲しがっている層に届かないばかりか、高額取引を狙った偽造品の流通など、二次被害の連鎖も深刻化している。