白華現象は発生する基材の特性によって、除去難易度と注意点が異なります。
1. インターロッキング・敷石ブロック
透水性インターロッキングブロックは水が抜けやすい構造上、ブロック表面や目地砂から激しい白華が出現します。ブロック自体に着色剤が使われている場合、強酸性のサンポール原液などを使用するとブロックの色落ちや脱色を引き起こします。低濃度のクエン酸か専用のエフロ除去剤を使用し、目地砂が流出しないよう水圧をコントロールしながら洗い流すのが鉄則です。
2. タイル目地・石貼りアプローチ
貼りタイルの目地から鍾乳石のように垂れ下がった白華は、皮スキ(スクレーパー)やマイナスドライバーの先で物理的に削り落としてから酸処理を行います。酸がタイル表面の釉薬(ゆうやく)や大理石・御影石などの天然石を腐食させて光沢を奪うケースがあるため、天然石部分にはマスキングテープ等で養生を徹底してください。
3. 外壁モルタル・擁壁
垂直面の外壁モルタルでは、液体洗剤がすぐに流れ落ちて反応時間が稼げません。キッチンペーパーやラップを用いて酸性洗剤を「湿布」のように貼り付け、5〜10分程度浸透させてからブラシで水洗いすると劇的に除去効率が向上します。