神戸一郎さんは1938年(昭和13年)9月7日、神奈川県横浜市に生まれました。高校時代から本格的な声楽指導を受け、豊かなバリトンボイスに磨きをかけた彼は、日本コロムビアのオーディションに合格して芸能界入りを果たします。
1957年(昭和32年)、シングル『十代の恋よさようなら』で鮮烈なレコードデビューを飾ると、哀愁を帯びたメロディと圧倒的な歌唱力で瞬く間に大ヒットを記録しました。翌年以降も『銀座九丁目水の上』『別れの灯台』などヒット曲を連発し、瞬く間に昭和歌謡を代表する看板歌手へと駆け上がります。
その甘いマスクから「昭和の美男歌手」として映画界からも熱烈なオファーを受け、大映や東宝、日活の青春映画・歌謡映画に多数出演しました。『NHK紅白歌合戦』には1958年から4年連続で出場を果たし、名実ともに国民的スターとしての地位を不動のものにしました。