伝統と再開発が織りなす神戸東灘区、住民が語る本当の住みやすさ

伝統と再開発が織りなす神戸東灘区、住民が語る本当の住みやすさ

伝統と再開発が織りなす神戸東灘区、住民が語る本当の住みやすさを徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

交通アクセスの秀逸さは東灘の暮らしを語る上で欠かせない。JR、阪急、阪神の3本の幹線鉄道が東西に並行して走り、大阪・梅田や神戸・三宮へいずれも十数分から20分前後でダイレクトに結ばれる。とりわけ快速特急や新快速が停車する岡本駅やJR住吉駅周辺は、通勤利便性と落ち着いた住環境を両立させたいファミリー層からの人気が衰えない。

文教地区としてのブランド力も盤石だ。全国屈指の進学校である灘中学校・高等学校を筆頭に、甲南大学や神戸薬科大学など多数の教育・研究機関が集積。街全体に知的な気風と防犯意識の高さが浸透しており、教育環境を最優先に考える子育て世代の転入が後を絶たない。岡本商店街を歩けば、学生向けのリーズナブルな定食屋とハイセンスな雑貨店、洗練されたパティスリーが違和感なく隣り合っている。

現在、神戸市役所主導のもとで駅周辺のバリアフリー化や老朽化した都市機能のアップデートが着実に進む。特に、六甲アイランド都市開発の第二章とも呼べる人工島エリアの再生プロジェクトや、沿岸部の産業用地と都市型住居の共存モデルなど、10年先を見据えたインフラ整備が始動している。単に古いものを壊すのではなく、阪神・淡路大震災を乗り越えて築き上げた強靭なコミュニティの絆を守りつつ、持続可能なスマートシティへと舵を切っているのが東灘流の再開発だ。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。