本作がSFファンの心をとらえて離さない理由は、その唯一無二の世界観にある。荒涼としたフロンティア精神と、最先端のSF要素が交錯するSFスペースウェスタンというジャンルを確立した立役者こそ、この作品だった。日本国内ではかつて『ファイアフライ 宇宙大戦争』というタイトルでも紹介され、コアなSFマニアの間でカルト的な支持を集めた歴史がある。
当時、旧FOX(現在の20世紀スタジオ)のもとで制作されたオリジナル版は、不遇な放映順序変更やプロモーション不足に泣かされた。しかし、DVDの記録的なセールスとファンの草の根運動が奇跡を起こし、打ち切り後に異例の映画化を果たした経緯がある。このドラマチックな背景こそが、作品の神話性をより強固なものにしたのだ。