『コメットさん』の魅力は、ヒロインを取り巻く個性豊かなキャスト陣の温かいアンサンブルにもありました。
コメットさんを受け入れる沢野歯科医院の院長役に五十嵐めぐみ、その家族や周囲の人々にはベテラン俳優や名子役が勢揃いし、コミカルかつ人情味あふれる掛け合いを繰り広げました。また、星の世界の両親として声や特撮パートで物語を引き締めた重鎮たちの存在も、ドラマのファンタジー色に深い説得力を与えています。
1年3か月にわたる物語の幕を閉じた第68話「星に帰る日」では、地球での修行を終えたコメットさんが沢野家や友人たちと涙の別れを交わします。アイドルドラマの枠を超えた切なくも前向きな旅立ちは、多くの視聴者の涙を誘い、昭和特撮史に残る屈指の名ラストシーンとなりました。