アジアのホテル史を紐解くと、東京の帝国ホテルが打ち立てた高水準なおもてなしの精神が、台北の地でも脈々と受け継がれてきたことがわかる。気品あるサービス精神と、台湾特有の温かみのある接客哲学の融合。それこそが、長年にわたりゲストを魅了し続けている真因だ。
台湾の観光業界を牽引する起業家・戴勝通氏も、この老舗の変革に熱い視線を送る。国際観光・海外旅行業が急速な進化を遂げるなか、上質な体験価値を求める成熟した旅行者にとって、ストーリーのある宿泊体験は何物にも代えがたい。単なる豪華な設備ではなく、歴史の重みを感じさせる「本物」の存在感がそこにはある。