このエピソードが伝説たる理由は、畳みかけるような名言の数々と、予測不能なテンポ感にある。「麻雀のルールを知らなくても爆笑できる」という異常な汎用性は、ギャグ漫画としても異例の出来栄えだ。役の名前を適当にでっち上げたり、明らかなイカサマを堂々と押し通そうとしたりするキャラクターたちの姿は、爆笑を通り越して恐怖すら感じさせる。
セリフの一句一句に潜む破壊力。絶妙なセリフの間合いと、ページをめくった瞬間に目に飛び込むビジュアルのインパクト。緻密に計算された不条理さが、読者を逃げ場のない笑いへと追い込んでいく。