90年代後半といえば、まだバブルの名残があり、芸能人の結婚式といえば豪華絢爛なホテルでの披露宴、そしてテレビ中継が定番だった。そんな狂騒の時代に、彼らが選んだ「身内だけの海外挙式」と「単独記者会見」というスタイルは、あまりにも異端だった。今でこそ、入籍のみのナシ婚や、親族のみの少人数婚は一般的だが、当時は「なぜ見せないのか」というバッシングに近い声すらあった。
しかし、この選択こそが彼らのプライドだったのだろう。見せるための結婚ではなく、自分たちのための誓い。周囲の雑音をシャットアウトし、本質だけを見つめようとした姿勢は、2026年代後半の今見ても非常にモダンで、むしろ先進的ですらある。