三峯神社の境内に立つ樹齢数百年の御神木には、強い生命力が宿るとされる。その御神木から分け与えられた木片を納め、特別祈祷が施された授与品が「氣守」だ。通常は赤、青、緑、黒の4色が用意されているが、毎月1日のみ特別に授与されていたのが桐箱に入った「白い氣守」である。
この白いお守りが全国的なフィーバーを引き起こした背景には、浅田真央さんの存在があった。彼女の姉である浅田舞さんが三峯神社で授かった「白い氣守」を妹に贈り、それを手にした浅田真央さんが困難な時期を乗り越えて見事な滑りを披露したエピソードがメディアで広く取り上げられたのだ。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の伝説が息づく霊峰のパワーと相まって、一時期は全国から御守を求める人々が押し寄せる事態となった。