上信越高原国立公園の雄大な自然環境の中にひっそりと佇むこの地は、「日本秘湯を守る会」の創設メンバーとしても知られる歴史深い名湯だ。山肌へ突き出すように設置された名物の野天風呂は、眼下に広がる雲海や遥か遠くのアルプス連峰を一望できる至高の特等席となっている。
浴槽に注がれるのは、自家源泉から引き出された4つの異なる泉質だ。少しぬるめに設定された源泉にじっくり浸かれば、長時間の入浴でも体に負担がかからず、疲れた自律神経がゆるやかに整っていく。朝もやが立ち込め、太陽が雲を黄金色に染め上げる時間帯の入浴は、息をのむほど幻想的だ。