東洋人の目元を特徴づける最大の要素が、目頭を覆う皮膚のひだ、いわゆる蒙古襞(もうこひだ)である。これが発達していると、目と目の間が離れて見え、幼くあどけない印象を与える一方で、目が小さく見えたり、アイラインが埋もれたりしやすい。芸能界で活躍する女優や女性アイドル、メンズモデルたちが、あるタイミングを境にシャープな大人顔へとシフトする背景には、この蒙古襞へのアプローチが深く関係している。
目頭切開は、このひだをミリ単位で切除・再配置し、白目と涙丘(ピンク色の粘膜部分)の露出バランスを変える手術だ。目が横方向へ広がり、彫りの深さと知的なアーモンドアイが手に入る。だが、カメラは残酷だ。劇的な垢抜けと引き換えに、過剰な切開は不自然な「寄り目感」や不気味な違和感を視聴者の網膜に焼き付けてしまう。