キャストの不祥事が直撃した映画やドラマの現場では、公開・配信を守るための壮絶なオペレーションが展開される。
大ヒットシリーズ『コンフィデンスマンJP』は、主要キャストの私生活トラブルや予期せぬ悲報に見舞われながらも、作品自体の圧倒的なクオリティとファンの熱量によってシリーズの灯を繋ぎ止めた。しかし、続編制作のハードルが極めて高くなったことは否めない。
また、Netflixの金字塔となった『地面師たち』のように、重厚なクライムサスペンスやダークな世界観を売りにする作品であっても、キャスト選定におけるリスクヘッジは制作陣の最大の関心事だ。公開直前にメインキャストがスキャンダルに見舞われれば、CGによる顔の差し替えや再撮影で数億円の追加予算が吹き飛ぶ。制作現場では現在、撮影前の身元調査や二重キャスティングのシミュレーションが常態化している。