性的要求を対価とする悪質なビジネス手法は、いわゆるナイトワークの現場においてもトラブルの火種であり続けている。売上目標や指名数をめぐるプレッシャーが、キャストや従業員を心理的に追い詰め、断りにくい状況を作り出す悪循環が存在するからだ。
こうした状況に対し、法的・制度的な包囲網も着実に強まりつつある。厚生労働省は職場におけるパワーハラスメントやセクシャルハラスメントの防止指針を策定・強化しており、権力関係を利用した性的要求は明確な法令違反・ハラスメント行為として認定される方向性が強まっている。企業や店舗に対して、実効性のある防止策と適切な相談窓口の設置が強く義務付けられるようになった。