炎上の炎をさらに大きくしたのが、新語・流行語大賞の選考基準の不透明さと審査員の顔ぶれに対する批判でした。選考委員会は自由国民社の編集部や著名な文化人、ジャーナリストらで構成されていますが、ネット上では以前から「選考委員のイデオロギーや政治的偏向が色濃く反映されているのではないか」という指摘が燻っていました。
歴代の受賞語を振り返ると、政権批判につながるフレーズや特定の思想に寄った言葉が頻繁に選ばれる傾向が見受けられたため、「選考委員が自分たちの政治的主張のために賞を利用している」という不信感が一般ユーザーの間で決定的なものとなりました。一部の審査員がSNSで選出を正当化するコメントを出したことも火に油を注ぎ、対立構造をより先鋭化させました。
大衆の間で真に親しまれ、日常会話でポジティブに使われた言葉ではなく、一部のインテリ層やメディア主導のアジェンダ設定が優先されているという感覚が、大衆とアワードの間に埋めがたい心理的溝を作ってしまったのです。