館内に入ってまず来場者を圧倒するのが、水深300メートルの日本海をリアルに再現した海遊歩道 ジオラマです。頭上から足元までガラス張りの通路を進むと、薄暗い深海の世界が広がり、本物の越前がにが蠢く様子や、冷たい日本海に生息する深海魚たちの生態を間近で観察できます。ライティングと音響効果によって海中に潜ったかのような浮遊感を味わえる構造は、大人でも思わず息を呑む完成度です。
さらに見逃せないのが、直径数メートルを超える円形スクリーンを備えたビッグラブシアターです。ここでは、越前がにの誕生から成長、そして荒れ狂う冬の海で行われる底引き網漁の現場までを、高精細なドーム映像で上映しています。漁船の揺れや波しぶきの迫力を臨場感たっぷりに伝える映像体験は、子どもたちの知的好奇心を刺激するだけでなく、大人の知的好奇心も存分に満たしてくれます。
体験型アトラクションの充実ぶりも特筆すべき点です。操舵席に座って荒波の中でカニ漁船を操る「かに漁チャレンジ」シミュレーターや、自分が描いた魚やカニのイラストがスクリーン内を泳ぎ出すデジタル水族館など、子ども連れファミリーが時間を忘れて没頭できるコーナーが随所に配置されています。