2018年6月23日、千葉ロッテマリーンズから突如として発表された「大嶺翔太選手の任意引退申出の受理」は、球界関係者やファンに大きな激震を走らせました。当時26歳、内野のユーティリティとして一軍で確固たる出場機会を掴みかけていた現役バリバリの選手が、故障でも戦力外通告でもなく、自らユニフォームを脱ぐという異例の事態だったからです。
球団側が明かした引退理由は「個人的な金銭トラブル」でした。本人が球団幹部に申し出た際、関係者への多大なる迷惑を陳謝し、「これ以上チームに迷惑をかけられない」と語ったことが公式会見でも伝えられています。しかし、事態はグラウンドを去るだけでは収束しませんでした。
引退から約8か月が経過した2019年2月13日、神奈川県警港南署は大嶺翔太を恐喝未遂の疑いで逮捕しました。報道各社の取材や警察の発表によると、知人関係にあった男性に対し、金銭の支払いを巡って脅迫めいたメッセージを通信アプリ等で送信し、現金を脅し取ろうとした容疑が持たれました。プロ野球選手という公職的な立場から一転、被疑者として警察の護送車に乗る姿がテレビ各局で大々的に報じられ、かつて彼を応援していたスタンドのファンは言葉を失うこととなりました。