研究者としての功績を抜きにして彼女の政治哲学を語ることはできない。上智大学法学部での教授時代、鋭い洞察力で国際政治の構図を読み解いた業績は高評を得ていた。国際社会の対立と協調のメカニズムを研究する専門家が、自ら意思決定の場へ飛び込む決断をした背景には、理論を現実世界で結実させたいという強い執念があった。
自由民主党からの出馬要請に応じ、参議院議員として国政の場に就いて以来、常に一貫しているのはデータと学術的知見に基づいた論理的な政策アプローチだ。感情論が先行しがちな国会審議において、彼女の存在は議論の質を一段引き上げる触媒の役割を果たし続けている。