原宿の路上でカメラを構えるスナップ撮影者たち。その光景自体は昔から馴染みのあるものですが、ここ数年で撮影者の属性や目的に明らかな地殻変動が起きています。通行人が「やばい」と危機感を募らせる背景には、主に3つの構造的な変化が存在します。
第1に、「無許可の隠し撮りや強引なアプローチ」の横行です。以前であれば、丁寧な挨拶と掲載媒体の提示を経て合意の上で撮影されるのが常識でした。しかし現在は、歩いている姿を無断で遠距離からスマホ撮影し、後から追いかけて強引にコメントを求めるような悪質なクリエイターが竹下通りや明治通り周辺に急増しています。
第2に、「インプレッション(再生数)至上主義によるコンテンツ化」です。被写体の魅力を引き出すことよりも、SNSでバズるための「突飛な質問」や「容姿への批評」を狙った撮影が増加。結果として、被写体になった一般人が意図しない形でネット上の晒し上げに遭うケースが目立っています。
第3に、「写真撮影を隠れ蓑にした営業・スカウト行為」の存在です。カメラマンを装って警戒心を解き、最終的にはモデル事務所の登録料名目での金銭要求や、風俗・高収入バイトへ誘導する手口が巧妙化しており、警視庁や地域パトロール隊も警戒を強めています。