原価割れとは?あえて赤字で売る驚きの理由と違法・合法の境界線を解説

原価割れとは?あえて赤字で売る驚きの理由と違法・合法の境界線を解説

原価割れとは?あえて赤字で売る驚きの理由と違法・合法の境界線を解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

原価割れを起こしている商品は、日々の売買だけでなく、企業の決算書(財務諸表)の作成においても厳格な会計処理が求められます。

日本の企業会計基準では、棚卸資産(在庫)について「低価法」の適用が義務付けられています。これは、取得したときの価格(取得原価)と、期末時点の回収可能価額(正味売却価額)を比較し、低い方の金額で資産を評価するルールです。

例えば、1個1,000円で仕入れた商品が、需要の低下や陳腐化によって600円でしか売れなくなった(原価割れ状態)場合、決算書上の在庫価値を1,000円のまま据え置くことは認められません。差額の400円分を「棚卸資産評価損」として損失計上し、貸借対照表の在庫価値を600円に減額修正する必要があります。

この評価損は原則として売上原価に加算され、企業の当期純利益を直接押し下げます。原価割れしている不良在庫を放置して評価損を計上しない行為は、資産の過大計上(粉飾決算)とみなされるリスクがあるため、経理・財務の実務において極めて重要な管理項目となっています。

伊藤 翔太
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伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。