当時の地上波ニュースや情報番組では、身内の不祥事ということもあり、詳細な背景まで踏み込んで報道されることは少なかった。しかし、裏側では週刊誌による徹底的な取材合戦が繰り広げられていた。
スクープの引き金となったのは、金融関係者や不動産関係者の間でも噂されていた「異常な資金の動き」だったとされる。利子が発生しない個人的な貸借契約という形式をとっていたものの、一般的な社会通念から大きく逸脱した金額規模が致命傷となった。
局内の制作幹部らも事態の深刻さを直前まで把握できておらず、第一報が内部を駆け巡った際の手戻りと混乱は凄まじいものだった。表の報道では語られなかったスポンサーとアナウンサーの「密接すぎる距離感」こそが、騒動の最も根深い暗部であったと言える。